妊婦さんの運動、というと何が思い浮かびますか。マタニティヨガ、マタニティビクス、マタニティスイミング、ウォーキング、スクワット…等々。
そんな妊婦さん向けの運動で最近注目されているのがマタニティフラです。
もともとフラダンスは老若男女を問わず誰もが楽しめるダンスです。動きも様々で、激しいダンスからゆったりリラックスできるものまでその時の気分で楽しむことができます。マタニティフラは主にリラックスすることを中心にした妊婦さん向けのダンスになります。マタニティフラのメリット、デメリット、注意事項などをお伝えします。
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妊娠中のフラダンス「マタニティフラ」とは?
妊娠中は活動量が落ちる傾向にあり、運動不足になりがちです。
妊婦検診の度に体重増加にハラハラする妊婦さんも多いのではないでしょうか。そんな時、楽しく運動しながら体重コントロールができ、筋力アップにつながり、しかも胎教にもいいマタニティフラは妊婦さんにお勧めの運動です。
フラダンスでお馴染みの「波」「月」「椰子の木」など基本的な動作を覚えるだけで1曲踊ることができるので、楽しく続けられることでしょう。フラダンスは心と体を開放でき、ストレス解消につながります。また、肩こりや腰痛、むくみなどのマイナートラブルを解消することも期待できます。
マタニティフラのメリット
まず、一番のメリットは運動不足の解消と筋力アップです。ゆったりした動きの繰り返しで、体をリラックスさせながら筋力アップを目指すことができるのです。肩こり、腰痛、むくみといったマイナートラブルを解消することも期待できます。
全身をリラックスさせて揺らすことで、徐々に肩や背中のコリがほぐれていくでしょう。踊るときは裸足になるので、適度に足裏が刺激されて血行改善ができることで、むくみ解消を期待できます。
また、フラ独特の腰を動かす動きによって骨盤周りの筋肉を刺激し、歪みの改善から腰痛緩和につながります。出産時に重要な筋肉である骨盤底筋群が鍛えられ、産後の尿漏れ防止に役立つことも期待できます。
そして、マタニティフラの良いところは、楽しく続けられることです。「毎日スクワットを50回やりましょう」と言われてもなかなか続けられませんよね。ゆったりしたハワイアンミュージックを聴きながら、心身を開放して気持ちよく踊ることができれば、また明日もやってみようとモチベーションを保つことができます。
さらに、マタニティフラには胎教の効果もあります。胎教にはまずママがリラックスすることが大切です。美しいハワイアンミュージックを聴いてリラックスすると、お腹の赤ちゃんもリラックスして過ごせます。6カ月ごろから赤ちゃんの聴覚器官が発達してきますので、赤ちゃんにも聞こえているかもしれません。ママと赤ちゃんが一緒に楽しめるのがハワイアンフラのいいところです。
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マタニティフラのデメリット
マタニティフラを専門で行っているフラダンス教室はまだ少ないのが現状です。とはいえ、妊娠中は習い事のために長時間移動するのは避けた方がいいでしょう。通っている産婦人科がフラ教室を催している場合は良いのですが、専門家がいない普通の教室では心配なこともあると思います。近場には普通のフラ教室しかない場合、医師の診察を受けたうえで、無理な動きをしないコースで楽しむという方法もあります。医師やフラ教室と相談しながら続けられる場所を探してみてください。
フラ教室に通う場合、定期的にレッスン代がかかります。続けたくても費用がかさむのは困りますね。出産、子育てにこれからお金がかかってくることを考えると、費用面は気になります。地域の公民館や運動公園などの公共施設でフラサークルが開かれている場合、費用は抑えられるでしょう。こまめに地域のマタニティ情報をチェックするといいかもしれません。
注意事項はある?
マタニティフラをするうえで、注意することもあります。
1.妊娠16週ごろ、安定期に入ってからにしましょう。妊娠初期は積極的に運動する必要はありません。つわりが辛い場合もありますし、様子を見て無理のない時期に始めましょう。
2.医師に相談の上、行いましょう。特に切迫流産や切迫早産などの診断があれば安静が必要です。医師から運動制限をされている場合は運動を控えましょう。
3.水分補給はこまめに行いましょう。お腹が張ったり、体調が悪くなったらすぐに動くのをやめ、休憩をとりましょう。
4.動きやすい服装で行いましょう。フラのファッションを楽しみながらも、体を冷やさないように気を付けましょう。
5.楽しいとつい無理をして動いてしまいがちです。お腹の張りや痛みを感じたら休むこと、運動後に不調を感じたら受診することを気を付けて行ってください。
まとめ
妊娠期間の運動不足解消、ストレス解消として、マタニティフラをご紹介しました。心身ともに解放されるマタニティフラ、妊娠中の楽しみの一つになればと思います。活動が制限され、旅行にもなかなか行けない妊娠期間、ちょっと気分を切り替えてハワイの空気を味わってみてはいかがでしょうか。
ゆったりしたハワイアンミュージックにのって、美しいハワイの夜空、波の音を思い浮かべながら、ひと時のリゾート気分を味わってみてください。いつか成長したお子さんと一緒にフラダンスを踊れたら素敵ですね。
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