髪形はフラの教室によって、決まった考え方があります。また、ステージの上で踊るときには、全員が同じ髪型でピシッと固めて出ることがほとんどですので、個人で様々な髪型にすることはほとんどありません。
ハワイでは地毛にこだわりますが、日本では地毛にこだわり、髪の毛を切らないようにと言われるところもあれば、ウィッグを使うのがOKなところや髪の毛を切っても大丈夫なようにおだんごヘアでそろえるようにしている教室など様々です。
スポンサードリンク
フラダンサーの髪型の種類
①おだんご
ポニーテールにして、その髪の毛を三つ編みにして巻き、その上にネットをかぶせます。おくれ毛や団子にした部分に髪の毛がピンピンはねないようにきっちりと整えるためにネットをかぶせます。
おだんごは顔の表情や髪に花飾りをつけたときにその花が映えやすく、すっきりときれいに見えるので、お団子にすることが多いです。顔が隠れてしまったり、踊りの邪魔になったりするので、動きが大きい時や激しく動くときにはおだんごにするのがベストです。
②細かいウェーブ
フラと言えば、ふわふわのウェーブのかかった長い髪の印象が強いと思います。ハワイでは髪の毛にはマナ(ハワイ語で神聖な力、魂、など)が宿ると言われ、フラダンサーの髪の毛には精霊、フラの神様が宿ると言われています。
それまでに習った技術などがなくなってっしまわないようになどの意味を込めてハワイのフラダンサーは一人前になるまでは髪の毛を切りません。そのため、フラダンサーの髪が長いのです。長い髪の毛は揺れる腰の動きに合わせて髪の毛も揺れるのできれいに見えます。
ウェーブは髪の毛を細かいブロックに分けて三つ編みをして、ふわふわにしています。
最低でも6つのブロックに分けます。多ければ多いほど細かくウェーブが持続しやすくなります。髪の毛の先にゴムの跡がつかないようにティッシュなどを巻いてゴムを止めると、毛先まできれいに型が付きます。
また、三つ編みにした毛先をコームで逆立てるとゴムを巻かなくても髪の毛が止まります。舞台に立つぎりぎりに三つ編みをほどき、しっかりとムースやスプレーで固定しますが、人によってはすぐに取れてしまう人もいます。
三つ編みをする際の量を少なめにし、きつめに固く編むようにしたり、乾く前に三つ編みにしたりしておくと形が付きやすく、元々の髪の毛に軽くパーマをかけていると取れにくくなります。精霊の宿る髪の毛にパーマをかけたり、カラーリングをしたりするのはダメだというところもあります。
そのため、ハワイでも三つ編みで一生懸命パーマのようにしています。
スポンサードリンク
③ポンパドール
フランスの貴族、ルイ15世の時に宮廷で流行った髪形です。おだんごのときでも、髪の毛を長く伸ばしているときでも、ポンパドールにすることがあります。前髪を取り、毛先に近い方をコームで逆毛にし、ふわっとさせて、ピンでとめる形です。
髪飾りなどに合わせて、髪の毛に盛り上がりをつけることで、立体感がでます。また、かわいらしくも見えます。
④分け目をきっちり作って分ける。
髪飾りに合わせて、分け目をわざと作っておだんごにすることがあります。フラでは前髪をたらすことはほとんどありません。顔の表情もフラの審査の対象になるからです。オールバックか横の髪の毛と合わせてピシッと止めることが多いです。
フラではステージに上がるメンバー全員で髪形をきっちりと揃えます。おだんごの高さや形、前髪をもっていく向きなどもきちんと揃えます。それが礼儀でもあり身だしなみでもあります。
ですから、分け目を作る際もどのぐらいの位置でどちら側に作るかも全員で合わせます。全員で合わせるので、分け目をはっきりと出すだけでも、イメージや見え方がガラッと変わります。
スポンサードリンク
コメントを残す