男性フラの一番の魅力は力強さと迫力です。u
あまり見かけないかもしれませんが、日本にも男性のフラダンサーはたくさんいます。
フライベントなどにたくさんの教室が参加していますが、男性のフラダンサーは、全体の10%くらいという感じですので、なかなか目にする機会は少ないかもしれません。
また、仕事のためにフライベントなどに参加しづらいということもあると思います。
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男性フラダンサー「カネフラ」
男性のことをハワイ語でカネと言いカネフラとも言います。日本ではフラをしているのは女性、というイメージが強いですが、ハワイでは男性フラダンサーも普通です。
むしろ、男性の踊りとも言われています。
フラは元々神様に捧げる神聖な踊りでした。
そのため、フラは厳しい修行や訓練を受けた選ばれた男性しか踊ることができませんでした。
その伝統を受け継いでいるカヒコと呼ばれる古典的なフラは、しっかりとした発声でオリやチャントと言った詠唱と呼ばれるものをしたり、打楽器をたたいたり、たたきながら踊ったりするなど、足のステップや振りの力強さ、打楽器の響きや音と踊りの迫力など、男性ならではのフラを感じることができます。
その男性がたくさんの人数で踊り、息を合わせ、タイミングを合わせ、音を合わせて踊ると、そのパワーや迫力はすごく、圧倒されるほどのパフォーマンスになります。
ハワイのカネダンサーは、ハワイの伝統や文化などもありタトゥーを入れている人も多く、その体格の良さとタトゥーの印象から、少しいかつい感じも受けます。
カネフラは足腰を鍛える体作りが大切だと言われ、最大のフラの祭典「メリー・モナーク」などでも、筋肉質の力強い体も魅力の一つです。日本のフラのイメージとは少し違い、想像できないかもしれませんが、フラは女性のための踊りではないのです。
カネダンサーはフラの技術の向上とあわせて体づくりにも努力し、主に軸となる足腰を鍛えます。美しくたくましい姿のカネでなければハワイのフラの先生には決して認めてもらえないと言われています。
男性フラは、女性フラと振りや構え方、ステップなどが少し異なります。男性は男性らしい振りになっています。
曲によっては男女とも同じ振りで踊る曲もあれば、少し違った男性だけの振りで踊ることもあります。
また、西洋のダンスのように、男女ペアで踊るようなものもあります。
カネフラの踊り
カネフラの魅力はなんといってもその力強さ。華やかでなめらかに踊られる女性のフラとは対照的に、鍛え上げられた肉体から繰り出されるキレのある動きとそのたくましい踊りはカネフラならではの魅力と言えます。
日本には、ハワイのような力強い男性フラは本当に少ないので残念ですが、インターネットやYouTubeなどでハワイのフラ最大の祭典「メリー・モナーク」の映像などを見ていただければその魅力が伝わると思います。
ステップにパワーがあり、全員でタイミングを合わせてステップを踏むと足を踏む音が聞こえるほど、和太鼓の音が体に響くようにタイミングの合ったリズム感のある音が響きます。
また、鍛えあげられた体幹やバランス力で見せる、力の必要なバランスのとりにくい体勢での踊りからも力強さを感じられます。
声の魅力
男性の低い声が重なると響きが増し、倍音のような幅広い力強くも心地よい響きになります。ハワイの大地や自然を大切にしてきた神聖で厳かな感じも受けます。
落ち着きのある、聴き手をしっとりと引き込むような声が男性の低い声の魅力です。鳥などでも声を披露してメス鳥をゲットするという種もいますが、人間の女性も意識的にも無意識的にも男性の声の高さに、惹かれるようになっていると言われます。心理学や脳科学などでも、低い安定した声を聞くと落ち着いたり、その人を魅力的に感じたりするということも言われ、一般的にも男性の声に魅力を感じる女性はたくさんいます。
カネダンサーの迫力のある踊りに加え、安定感のある、響きのある声がプラスされることで、カネフラの魅力が増すと思います。
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